お米のオススメ保管方法



 

 

美味しいお米、長持ち保管の仕方していますか?

もしかしたら、今の保管方法を少し変えるだけで、更に美味しく、より鮮度が長持ちするかもしれません。

お米の事を真面目に考えた、お米専門販売店がオススメする、美味しさ長持ち保管方法4選をご紹介致します。

 

 

 

 

 


お米は空気に触れ全体的に酸化する事で鮮度が落ちていきます。

この酸化は、お米が”白米”である以上、防ぐ事は出来ません。

 
一般的にお米は、玄米から精米を経て白米になります。

玄米は表面に「ヌカ」がついており、それが服のような役割をして、お米の酸化を防いでいます。


この"服(ヌカ)を着た玄米"を精米により"裸の白米”にすると、その瞬間から鮮度が少しづつ落ちていきます。


この時、正しくない保管方法を行うと、米の酸化スピードが早まり、味が落ち、食感にも影響が出てきます。

 

また、カビが生えたり、虫が付着したり、匂いがついたりと、食べ物として良いことはありません。


お米の保管は「場所」「容器」「期間」の3点に気をつければ、更に美味しさ長持ちをさせることが出来ます!



一番のポイントは「保管場所」です。



まず、酸化するスピードをゆっくりに抑える為、一年中、冷えて安定した場所として、冷蔵庫での保管をオススメします。


ただし、お米は「匂いを吸収する性質」を持っています。

 



強い匂いを発する食材や、冷蔵庫内の匂いからの匂い移りへの注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

お米は周りの匂いを吸収してしまう、のであれば、保管する状態を「空気を遮断した密封」にする事で、匂いの吸着を極端に抑えることが出来ます。

さらに、「米の酸化スピード」を緩やかにすることも出来ます。



この「密封出来る保存容器」は、身近なペットボトルや、蓋が出来るガラスの瓶でもOK


どちらも、水気をよく切った、完全に乾燥した容器をご利用下さい。



お米は水に濡れると、カビを発生させてしまう恐れがあります。



この保管容器に関して、1点のご注意は、容器の中に(古い)お米が残った状態で、継ぎ足しとして(新しい)お米は入れない事。


新旧のお米が混ざると、古いお米が 新しいお米に含まれる相対湿度(そうたいしつど)を奪ってしまい、新しいお米の品質劣化を早める恐れがあります。


これは米びつを使用した保管でも同じ事が言えます。



米びつ内のお米は使い切ってから、中の汚れ状況を確認し、次のお米を入れる。
このサイクルがお米の状態を最適にします。

 


 

 

 

 

 



極端な話ですが、白米を屋外に放置した場合、夏と冬とではどちらがより美味しさが長持ちすると思いますか?

お米は冷所空間での保管が良いとされています。


その理由は、前述記載の通り「酸化スピード」の加速度にあります。
つまり、上記の答えは「冬」となります。

 


保存状態、天候、外気温など左右されますが、一般的にお米が美味しく召し上がれる期間は、


春:精米後、約1ヶ月程度
夏:精米後、約2~3週間程度
秋:精米後、約1ヶ月未満
冬:精米後、約1.5~2ヶ月程度


となります。


これを知っておくと、1回あたりの購入数量の目安が分かります。


ちなみに、稲見米穀店ではお客様の手に渡る直前に精米をしています。
一番新しい状態でお届けしていますので、その美味しさをより長持ちさせることが出来ます。



お米の賞味期限は保管する部屋の温度や湿度によっても変化します。



温度変化が少なく涼しい場所に保管し、多湿気味な水周り付近は避けましょう。

 

 

 

 

 


 

 




炊きたてのご飯、どんな料理にも勝る最高に美味しい一品です。
1回の食事時ごとに、食べられる量を炊き、その食事で炊いたご飯全てを食べ切る。
これが一番美味しく召し上がる方法ですが、なかなかそうもいきません。



少し余ってしまった、明日のお弁当分として多めに…、などなど、炊いたご飯を保管しなければならないケースもあります。


その際のポイントは「ご飯が温かいうちにラップで包み、”すぐに”冷凍庫へ

炊いたご飯を急速冷凍させることがポイントです。



”自然に冷めてから”冷凍庫へ入れると、食味が落ち、ややパサついた食感となる為、オススメではありません。


冷凍保存されたご飯は、約1週間以内を目安にお召し上がり下さい。

 



 

 

 

 



いかがだったでしょうか?


今回ご紹介した4選は、さほど難しいことではありません。
ほんの少しお米の保存方法を変えるだけで、より一層美味しいご飯を召し上がる事が出来ます。


すぐに変える事が出来る保管方法を今日から実践してみてはいかがでしょう